「ついでだから」が重荷に…近所の人に買い物を頼まれ続けた話

「ついでだから」が重荷に…近所の人に買い物を頼まれ続けた話 ご近所の困りごと

近所の人から「ついででいいから」と、ちょっとした頼みごとをされたことはありませんか。

最初は本当に小さなお願いだったとしても、それが何度も続いたり、頼まれる内容が増えていったりすると、少しずつ負担に感じてしまうことがあります。

でも、相手が困っていそうだったり、悪気がなさそうだったりすると、なかなか断りづらいものです。

 

「これくらいで嫌だと思うのは冷たいのかな」

そう考えて、我慢してしまう人も多いかもしれません。

今回は、近所の人から買い物を頼まれ続け、最初は親切のつもりだったことが、いつの間にか大きな負担になってしまった女性の体験談風エピソードを漫画でまとめました。

近所の人から牛乳だけ買ってきてほしいと頼まれる女性
頼まれる買い物の量が少しずつ増えていく様子
買い物代の精算が雑になり困る女性
夫に相談しても近所付き合いだと軽く流される場面
体調不良の日にも買い物を頼まれて限界を感じる女性
第三者が入り買い物代行を断る女性
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最初は、ほんの親切のつもりだった

最初に声をかけられたのは、いつものスーパーへ買い物に行く途中でした。

近所に住む年配の女性から、「同じスーパーに行くなら、牛乳だけお願いできない?」と頼まれたのです。

その時は、特に深く考えませんでした。

 

牛乳一本ならそこまで重くないし、同じスーパーに行くついでなら大きな負担でもない。近所付き合いとして、それくらいならいいかなと思いました。

買ってきた牛乳を渡すと、相手はとても喜んでくれました。

 

「助かったわ」

そう言われると、こちらも少しうれしい気持ちになります。

誰かの役に立てたならよかった。最初は、本当にそれくらいの気持ちでした。

頼まれる物が、少しずつ増えていった

ところが、それから何度か同じようなことが続きました。

最初は牛乳だけだったお願いが、次は卵とパンになり、その次は洗剤や日用品まで増えていきました。

「ついででいいから」

 

そう言われるたびに、断るほどの理由が見つからず、つい引き受けてしまいました。

けれど、頼まれる物が増えると、買い物袋はどんどん重くなります。

自分の買い物より、頼まれた物の方が多い日もありました。

それでも相手は、悪びれた様子もなく「助かるわ」と笑っていました。

 

悪い人ではないのかもしれない。

でも、こちらの負担には気づいていないのかもしれない。

そう思うと、心の中に小さなモヤモヤが残るようになりました。

 

さらに困ったのは、お金の精算でした。

買ってきた物の金額を伝えると、「細かいのがないから、また今度でいい?」と言われることが増えていきました。

もちろん、あとで払ってくれることもありました。

 

でも、その場で言いにくかったり、こちらから催促するのが気まずかったりして、だんだんお金のことまで負担に感じるようになっていきました。

買い物を頼まれることだけではなく、断れないこと、言い出せないこと、気を使い続けること。

それらが少しずつ重なって、ただの親切では済まなくなっていました。

相談しても「近所付き合い」で片づけられた

家に帰ってから、夫にそのことを話してみました。

「最近、買い物を頼まれる量が多くて、ちょっと大変なんだよね」

すると夫は、あまり深刻には受け止めていないようでした。

 

「近所なんだし、少しくらいいいんじゃない?」

「困ってるなら、助けてあげたら?」

そう言われてしまうと、自分が冷たい人間のように感じてしまいました。

 

たしかに、困っている人を助けることは悪いことではありません。

でも、実際に買い物をして、荷物を持って、精算にも気を使っているのは私でした。

頼まれるたびに予定をずらしたり、余計な荷物を持ったりしているのも私です。

 

夫の言葉に悪気はなかったと思います。

それでも、「負担になっているのは私なのに」と思うと、余計に言葉が出なくなりました。

 

近所付き合いだから。相手も悪気がないから。これくらいで嫌がるのは大げさだから。

そう自分に言い聞かせているうちに、どんどん断りづらくなっていきました。

体調が悪い日にも、当然のように頼まれた

限界だと感じたのは、体調が悪くて家で休んでいた日のことです。

スマホに、近所の人から着信がありました。

電話に出ると、いつもの明るい声でこう言われました。

 

「今日もスーパー行くでしょ?」

その日は買い物に行く予定もなく、外に出るのもしんどい状態でした。

「すみません、今日は体調が悪くて……」

 

そう伝えると、相手は少し不満そうに言いました。

「え? 少しだけでいいのに」

「前はやってくれたじゃない」

 

その言葉を聞いた時、胸の奥がすっと冷えるような感じがしました。

親切のつもりで引き受けていたことが、いつの間にか「やってくれて当然」になっていたのだと気づいたからです。

さらに後日、別の近所の人からも「うちにも何度か頼んできたことがあるよ」と聞きました。

 

私だけではなかったのだと分かった瞬間、やっぱりこれはただの近所付き合いではなかったのかもしれないと思いました。

もちろん、本当に困っている時に助け合うことは大切です。

でも、特定の誰かに何度も頼み続けたり、相手の都合を考えずにお願いしたりするのは、親切ではなく負担になってしまいます。

親切にも、線引きは必要だった

その後、管理人さんに事情を話す機会がありました。

買い物を頼まれることが何度も続いていること。金額の精算があいまいになること。体調が悪い日にも当然のように頼まれて困ったこと。

話しているうちに、自分が思っていた以上に我慢していたことに気づきました。

 

管理人さんは、近所の人にも落ち着いて話をしてくれました。

「それはお願いではなく、負担になっていますよ」

「買い物が必要なら、宅配や正式なサービスを使いましょう」

そう言われた近所の人は、少し気まずそうな表情をしていました。

 

その場で、私も自分の言葉で伝えました。

「すみません。今後、買い物の代行はできません」

言う前は、冷たいと思われるかもしれないと不安でした。

でも、口に出してみると、少しだけ肩の力が抜けました。

 

断ることは、相手を嫌うことではありません。

自分の生活を守るために、できないことをできないと言うだけです。

親切は、無理をして続けるものではないのだと思いました。

まとめ

近所付き合いの中では、小さな頼みごとをされることがあります。

一度だけなら気にならないことでも、何度も続いたり、頼まれる内容が増えていったりすると、少しずつ負担になっていきます。

特に、「ついでだから」「少しだけだから」と言われると、断る側が悪いような気持ちになってしまうこともあります。

 

でも、無理をして引き受け続ける必要はありません。

買い物を頼まれることが負担になっているなら、早めに「できません」と伝えることも大切です。

直接言いにくい場合は、管理人さんや町内会の人、家族など、第三者に相談してもいいと思います。

 

親切にも、線引きは必要です。

断ることは、悪いことではありません。

自分の時間や体力、気持ちを守るために、無理な頼みごとは断っていいのだと感じた出来事でした。

 

体験者情報

30代女性・住宅街在住

最初は、近所の人に牛乳を頼まれただけでした。

でも、少しずつ頼まれる物が増えていき、お金の精算まで気を使うようになって、だんだん負担に感じるようになりました。

体調が悪い日にも当然のように頼まれたことで、「これはもう親切ではなく、負担になっている」と気づきました。

断るのは勇気がいりましたが、今はきちんと線引きしてよかったと思っています。

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