マンションの共用廊下に、傘や段ボール、ベビーカーなどの私物が置かれていて、「ちょっと気になる…」と感じたことはありませんか。
最初は小さな違和感でも、物が増えていくと通りにくくなったり、つまずきそうになったりして、不安やストレスにつながることがあります。
とはいえ、隣人に直接言うのは気まずいものです。相手との関係が悪くなるのも避けたいし、「これくらいで相談していいのかな」と迷ってしまう人も多いと思います。
今回は、マンションの共用廊下に私物を置く隣人に悩み、管理会社に相談した女性の体験談風エピソードを漫画でまとめました。
共用部分のモヤモヤを、ひとりで抱え込まなくていい。そう感じた出来事です。






小さな違和感から始まった共用廊下のモヤモヤ
最初は、隣の玄関前に傘と小さな荷物が置いてあるだけでした。
「一時的に置いているだけかな」
そう思っていたのですが、翌日も、その次の日も、荷物は同じ場所に置かれたままでした。
共用廊下は毎日通る場所です。目に入るたびに少し気になるものの、隣人に直接言うほどのことなのか、自分でも判断できませんでした。
「これくらいで気にしすぎかな」
そう思って、最初は見て見ぬふりをしていました。
少しずつ増えていく私物と通りにくさ
ところが、日が経つにつれて、玄関前の私物は少しずつ増えていきました。
最初は傘と小さな荷物だけだったのに、段ボール、紙袋、ベビーカー、子どもの外遊び道具まで置かれるようになりました。
通路の端に寄せてあるとはいえ、買い物袋を持っている時や荷物が多い時は、体を横にしないと通りにくいこともありました。
共用廊下は、住人みんなが使う場所です。自分の家の前だからといって、自由に物を置いていい場所ではありません。
それでも、隣人と顔を合わせることを考えると、直接注意する勇気は出ませんでした。
毎日通るたびに、「ここ、共用廊下だよね…?」というモヤモヤが少しずつ積み重なっていきました。
危ないと感じて管理会社へ相談
決定的だったのは、ある夜のことでした。
廊下に倒れていた傘に気づかず、つまずきそうになったのです。
幸い転ばずに済みましたが、その時に初めて「これはただ気になるだけではなく、危ないことかもしれない」と感じました。
もし子どもや高齢の人が通っていたら。急いでいる人が足を引っかけたら。そう考えると、このまま放っておくのはよくないと思いました。
ただ、隣人へ直接言うのはやはり気が引けました。感情的なトラブルになってしまうのも怖かったからです。
そこで、管理会社へ連絡することにしました。
電話では、共用廊下に私物が増えていること、通りにくくなっていること、倒れた傘につまずきそうになったことを伝えました。
管理会社の担当者からは、「一度確認して、必要であれば注意します」と言われました。
少し安心したものの、数日たっても廊下の様子はほとんど変わりませんでした。
相談したのに、すぐには改善しない。その状況に、また少し気持ちが沈みました。
正式な対応で廊下が片付いた
状況が変わったのは、配達員の方が大きな荷物を持って通ろうとした時でした。
廊下に置かれた私物が邪魔で、配達員の方が通りにくそうにしていたのです。
ちょうどその場を管理会社の担当者が確認し、共用廊下に置かれた私物が通行の妨げになっていることがはっきりしました。
担当者は、私物の量や置かれている場所を見て、「避難経路としても問題がありますね」と言いました。
共用廊下は、普段の通路であるだけでなく、災害時の避難経路にもなります。そこに私物が置かれていると、いざという時に避難の妨げになる可能性があります。
その後、管理会社から正式に注意文が出されました。
掲示板には「共用廊下への私物放置は禁止」と案内が貼られ、該当する住戸にも撤去の連絡が入ったようでした。
数日後、隣の玄関前に置かれていた荷物は片付けられ、廊下はすっきりしました。
毎日通る場所が通りやすくなっただけで、思っていた以上に気持ちが軽くなりました。
共用部分のモヤモヤはひとりで抱えなくていい
今回のことで感じたのは、共用部分のトラブルは、無理に自分だけで解決しようとしなくていいということです。
隣人に直接注意すれば早いように思えるかもしれませんが、相手との関係が悪くなったり、感情的な言い合いになったりする可能性もあります。
特にマンションでは、今後も同じ建物で暮らしていく相手です。だからこそ、管理会社や管理組合のような第三者を通す方が、冷静に対応しやすい場合があります。
また、共用廊下に置かれた私物は、見た目の問題だけではありません。通行の邪魔になったり、転倒の原因になったり、避難経路をふさいだりすることもあります。
「少し邪魔だな」と感じる程度でも、それが続いていたり、危ない場面があったりするなら、相談していい理由になります。
反対に、避けた方がいいのは、感情的に直接注意することや、勝手に荷物を動かすことです。
邪魔だからといって他人の荷物を移動させると、破損や紛失など別のトラブルにつながる可能性があります。
困った時は、まず状況を整理して、管理会社や管理組合に相談する。すぐに改善しない場合でも、危険な状況が続いているなら、再度伝えても大丈夫です。
共用部分のモヤモヤは、我慢し続けるものではありません。
安全や暮らしやすさに関わることだからこそ、ひとりで抱え込まず、第三者を頼っていい問題だと思いました。
体験者情報
30代女性・マンション住まい
隣の玄関前に少し荷物が置かれているのを見た時は、「そのうち片付くだろう」と思っていました。
でも、少しずつ物が増えていき、通るたびにストレスを感じるようになりました。
ある夜、倒れた傘につまずきそうになってからは、本気で危ないと感じました。
直接言う勇気はありませんでしたが、管理会社に相談したことで、最終的にはきちんと対応してもらえました。
あの時、「これくらいで相談していいのかな」と迷っていましたが、今は相談してよかったと思っています。

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