子どもと楽しそうに遊んでくれる夫を見ると、ありがたいと思うことがあります。笑っている子どもを見ると、「楽しませてくれているんだな」と感じることもあります。
でも、育児は遊ぶ時間だけで終わるものではありません。食事の準備、食べこぼしの片付け、着替え、お風呂、寝かしつけ、散らかったおもちゃの片付け。見えにくい部分をいつも一人で抱えていると、夫の何気ないひと言にモヤモヤしてしまうこともあります。
今回は、子どもと遊ぶのは得意な夫に対して、「遊ぶだけが育児じゃない」と感じた女性の体験談風漫画です。
まずは漫画で、出来事の流れを見てみましょう。








夫は、子どもと遊ぶのが得意だった
夫は、子どもと遊ぶのが得意でした。高い高いをしたり、ブロックで遊んだり、子どもを笑わせたりするのはとても上手です。子どもも楽しそうにしていて、その姿を見るのは私もうれしいものでした。
「遊んでくれるのはありがたい」
最初は、そう思っていました。ただ、遊び終わったあとのおもちゃを片付けるのは、いつも私でした。子どもが次のおもちゃを出しても、夫はソファに座ってスマホを見ていることが多くあります。
夫は「いっぱい遊んだ」と満足そうにしていました。でも私は、その後に残された片付けを見て、少しずつモヤモヤするようになっていきました。
育児は、遊ぶ時間だけでは終わらない
育児には、楽しく遊ぶ時間もあります。でも、それだけでは終わりません。食事の時間になれば、子どもが食べやすいように準備をします。こぼしたら拭き、食べなければ声をかけ、終わったら片付けます。
着替えの時も、すんなり着てくれるとは限りません。服を嫌がったり、逃げ回ったり、途中で別のおもちゃに気を取られたりすることもあります。寝る前には、歯みがき、パジャマ、絵本、寝かしつけもあります。
ひとつひとつは小さなことに見えても、毎日続くと大きな負担になります。それでも夫は、外で人と話している時にこう言いました。
「俺もけっこう育児してるよ」
その言葉を聞いた時、私はうまく笑えませんでした。遊んでくれることはありがたい。でも、遊ぶだけで「育児している」と言われると、見えていない部分を全部こちらが抱えているように感じてしまったのです。
一度、夫に任せてみた
ある日、私は夫に午前中の子どものことをお願いしてみました。夫は軽い感じで、「いいよ。遊んでればいいんでしょ?」と言いました。その言葉に、また少しモヤッとしました。
でも今回は、あえて説明しすぎず、夫に実際にやってもらうことにしました。最初は楽しそうに遊んでいた夫でしたが、すぐに困り始めます。
子どもはご飯をこぼし、着替えを嫌がり、おもちゃを出したまま次の遊びを始めました。夫はあわてながら、食事の片付けをして、着替えを手伝い、おもちゃを戻そうとしていました。
「これ、遊ぶだけじゃないんだね」
しばらくして、夫はぽつりと言いました。その言葉を聞いて、私は少しだけ気持ちが軽くなりました。私が分かってほしかったのは、完璧にやってほしいということではありません。ただ、育児には見えない準備や片付けがずっとあることに気づいてほしかったのです。
遊ぶだけじゃなく、最後まで一緒に
その後、夫は少しずつ変わりました。子どもと遊んだあとに、おもちゃを片付けるようになりました。食事のあとに机を拭いたり、着替えを手伝ったりすることも増えました。
もちろん、すべてが急に完璧になったわけではありません。それでも、遊ぶだけで終わらず、最後まで一緒にやってくれるようになっただけで、私の負担はかなり軽くなりました。
育児は、楽しい場面だけを切り取るものではありません。子どもが笑っている時間の前後には、準備や片付け、声かけや見守りがあります。そこまで一緒に見てくれるだけで、気持ちはずいぶん変わるのだと思いました。
まとめ
子どもと遊んでくれる夫に、感謝する気持ちはあります。でも、育児は遊ぶだけではありません。食事、着替え、片付け、寝かしつけ、体調の確認、明日の準備。見えにくい部分を誰か一人が抱え続けていると、少しずつしんどくなってしまいます。
大切なのは、「遊んだかどうか」だけではなく、その前後も一緒に見てくれること。楽しいところだけでなく、面倒なところも一緒にやってくれることで、育児の負担は少し軽くなります。
「育児しているつもり」と「一緒に育児をしている」は、少し違うのかもしれません。そんなことに気づいた出来事でした。
30代女性・夫と子どもの3人暮らし。
夫は子どもと遊ぶのが上手で、子どもも夫と遊ぶ時間を楽しみにしていました。ただ、遊んだあとの片付けや食事、着替え、寝かしつけは私が担当することが多く、外で「俺も育児してる」と言われた時にモヤモヤしてしまいました。
一度、夫に午前中の子どものことを任せてみたことで、育児は遊ぶだけではないと分かってもらえた気がします。今は、夫も遊び終わったあとの片付けや食事の片付けを少しずつ一緒にしてくれるようになりました。
※本記事は、読者体験風のエピソードとして構成しています。登場人物や状況は、個人が特定されないよう一部調整しています。

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