子どもを抱っこしていたり、荷物が多かったりすることはお互いにありますし、「これくらいなら」と思っていたんです。
でも、その“ちょっとだけ”が何度も続くうちに、少しずつ違和感が大きくなっていきました。
最初は、断るほどのことでもないと思っていた
最初に頼まれたのは、子どもの上着か小さなポーチのようなものだったと思います。相手も「ごめん、ちょっとだけ」と言っていたので、私も「いいよ」と普通に受け取りました。
そのときは、嫌な気持ちはありませんでした。むしろ、子育て中は手が足りないことも多いので、お互いさまくらいに思っていました。
気づけば、毎回のように荷物を渡されるように
「今日もこれお願いしていい?」
「ちょっとだけ持ってて」
「子どもがぐずってるから、これ持ってもらえる?」
最初は本当に小さなものだけでしたが、そのうち買い物袋や水筒の入ったバッグ、子どもの上着まで渡されるようになりました。
頼み方もだんだん自然になっていき、私の中では「これ、私が持つ前提になっていないかな」と感じるようになっていました。
ただ、相手に悪気があるようには見えませんでした。だからこそ、余計に言い出しにくかったです。
1回だけなら気にならないことでも、何度も続くと少しずつ負担になります。
でも、相手が悪気なく頼んでくると、断るこちらが悪いような気がしてしまいました。
決定的だったのは、バッグを汚された日
「ちょっと子ども抱っこするから、これお願い」
少し迷いましたが、その場の流れで受け取ってしまいました。
しばらくして、手元に違和感がありました。見ると、袋の中から汁のようなものが少し漏れていて、私のバッグにシミがついていたんです。
思わず「あっ、バッグが……」と言うと、ママ友はちらっと見て、軽い調子でこう言いました。
「拭けば落ちるでしょ?」
その瞬間、何も言えなくなりました。
バッグが汚れたこともショックでしたが、それ以上に「ごめんね」がなかったことが、ずっと心に残りました。
その場では、何も言い返せなかった
でも、保育園でこれからも顔を合わせる相手です。子ども同士の関係もありますし、周りにほかの保護者もいました。そこで強く言って空気が悪くなるのも怖くて、結局その場では笑ってごまかしてしまいました。
帰り道も、家に帰ってからも、ずっとモヤモヤしていました。
「私が気にしすぎなのかな」
「でも、やっぱり一言くらい謝ってほしかった」
そう何度も考えてしまいました。
荷物を持つこと自体が嫌だったわけではない
本当に困っているときに少し助けることは、もちろんあります。私も誰かに助けてもらうことがありますし、子育て中はお互いさまの場面も多いと思います。
でも、何度も続くうちに「やってもらって当然」のような空気になっていたことが、少しずつ負担でした。
そして、バッグが汚れたときにも謝ってもらえなかったことで、それまで我慢していた小さな違和感が一気に大きくなってしまいました。
「ありがとう」や「ごめんね」があるだけで、受け取る側の気持ちは大きく変わります。
逆に、その一言がないだけで、ずっと心に残ってしまうこともあります。
それからは、少し距離を置くようにした
もしまた荷物を頼まれたら、「今日は自分の荷物で手がいっぱいだから」と言おうと決めました。
実際にそう言えるかは分かりません。でも、自分の中で線引きを決めておくだけでも、少し気持ちが楽になりました。
些細なことかもしれません。けれど、毎日のように顔を合わせる相手だからこそ、小さな違和感をそのままにしておくと、思った以上に疲れてしまうのだと思います。
まとめ
特に、相手に悪気がなさそうな場合は、こちらも強く言いづらく、我慢してしまいがちです。
でも、頼る側が「やってもらって当然」になってしまうと、関係は少しずつしんどくなっていきます。
小さなお願いでも、相手の時間や持ち物、気持ちを借りていることには変わりません。だからこそ、「ありがとう」や「ごめんね」の一言は大切なのだと感じた出来事でした。
体験者:30代女性・Mさん
子どもの送り迎えで顔を合わせるママ友との間で、少しずつ積み重なったモヤモヤ。今回の出来事は「大きなトラブルではないけれど、地味にしんどかった」と感じたそうです。

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